思いやり
フライングのハイボールをちびちびする私の後ろの台所で、奥さんが夕飯を作ってくれています。今日はブリの刺身だそうで。
奥さん:「あ”ーっ」
私:「どうしたん?」
奥さん:「アニーちゃんが、おるーっ!」
アニサキスさんですね。奥さんテンションだだ下がり。こうなったら焼いてやる!ということで照り焼きなりました。
息子がアニーちゃんを同居のばぁちゃん(私の母)に見せに行くという。
私は、そんなの気分が悪くなるだけだからやめとけ!と直感的に思って、止めようと思ったのですが、踏みとどまりました。ここで湧いてきた思考が、「もしかして、ばぁちゃんはアニサキスがどうとかよりも、息子が部屋に来てくれるのがうれしいかも。。。」
実際、母がどう思うのかはわかりません。しかし、アニサキスで気分が悪くなるというのは、明らかに私の思い込み(準拠枠)です。
内省を重ねる中で、少しは多面的な見方ができるようになったのかも!とちょっとだけ嬉しくなりました。
「人の思い」は「私の思い」ではありません。分からないもの。思いやりとは、もしかしたら、人の思いは私の思いとは違います。ということに、その時気付くことかもしれないなと思いました。
お供はハイボールなので、照り焼きの方が私は好きでした。そう言ったら、奥さんのテンション戻りました(笑)Yes!