Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

そこに生きている証

 

息子くんは事情があって、薬を朝晩飲まなければなりません。でも薬さえ飲んでいれば、普通の生活が出来るので本当にありがたい事です。現代の医学に感謝!

 

10錠入りの薬のパッケージがテーブルの上に2つ。パッケージの一つは薬の残り2つ、もう一つは薬の残り1つ・・。「なんで1つのパッケージが無くなる前に次のに行くんだろう」いつもそう思います(笑)。長年寝食を共にし、血がつながっている家族ですら理解できないので、人を理解するのは本当に難しいと思いました。彼に言われせれば、「そんなの当たり前でしょ」と言いそうです。

 

中途半端なパッケージを見て、そんなことを思いつつ・・・。私の心は何故かほっこりしているのです。

 

何故こんな感情になっているのか・・

 

・・・「息子くんしか持っていない個性を持った息子くんが、そこに生きている証。」のように思えている気がします。彼は彼で彼の時間を生きているんだな・・・こんな内省をしていたら、彼の昔の事をたくさん思い出しました。

 

彼の体の事情から、生きづらさとか、思うようにならないこととか、辛い事とか数えきれないほどあっただろう・・よく頑張ってるなと思います。そして同時にそれを支えて来た、奥さん、娘さん、両親。それぞれに大変だったと思います。感謝感謝です。

 

家族を大事に思う自分、子供をしっかりと育て、独り立ちさせなければいけないという責任感。そんな自分が垣間見えた内省でした。息子くんも二十歳を超えました。無事に成人できたことへの安堵もありそうです。

 

 

中途半端な薬のパッケージは、もしかしたら「俺はやれるよ」という、息子くんからのサインなのかもしれないなと思いました。

 

ああ、そうだね。君ならやれる。
未来に無限に広がる君の君が思うままの時間を!