Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

引き継がれた価値観

 

昨日は電車が止まってしまい、こだましか止まらないローカルな新幹線駅から、無理やり新幹線で帰宅。

 

新幹線の駅はシーンとして、誰もいません。長い、長いホームに私だけ。

 

子供の頃に読んだ「おしいれのぼうけん」という絵本を思い出しました。ストーリーは完全に忘れてしまってますが、誰もいない世界にポツンと一人投げ出されるような怖さが強く印象に残っています。

 

誰にも守ってもらえない怖さとか、寂しさのようなものを感じます。社会に出たら、今度は自分が守る方。そんな怖いことが自分にできるのか‥。子供ながらにそんな不安を感じた記憶があります。

 

実際に社会に出てからの自分を振り返ってみて‥。もうとにかく、がむしゃらで精一杯。私はなりふり構わぬ!という感じだったと思います。

 

父親はどうだったのだろう。私にはスマートのスの字もないですけど、子供から見る父親は、スマートに家庭を守っていたように思えていました。でも、本当はがむしゃらだったのかなと思います。今ならわかる。

 

きっと父も色々な事に苦しみ、悩んで来たに違いありません。そうやって私は守られ、無事に社会に出ることが出来た。母もそれとは別のしんどさを抱えながら、私を守ってくれたのだろうと思います。

 

私が大好きな言葉の「一瞬一生」※1は両親から引き継がれた価値観なのかなと思えました。一瞬一瞬に生をつぎこむ‥。

 

感謝してもしきれません。本当にありがとう。週末また顔出しに行くよ。行くとおやつとかいっぱい出てくるよね。いつまで経っても息子は息子‥ですかね。

 

※1 「一瞬一生」 - Kenの研鑽~日々の内省ログ~