Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

心が気持ちいい

 

今日は散髪。今の家に引っ越してきてから3つ目のお店となります。なかなかリピートしたいというお店に巡り合わず・・。

 

今日のカットを担当してくださった方は、最初にとても丁寧に私の話を聞いてくださいました。「短くなりすぎてイカツクならないようにしたい。でも清潔感があるようにしたいし・・・俳優の渡辺謙さんみたいなのがいい」という無理難題。さぞかしお困りになったと思います。ごめんなさい・・・。

 

でも、親身に聞いてくださって、私に合いそうなご提案を頂きました。もちろん私は、そのご提案に同意です。土台が違うので、渡辺謙さんになるわけないです(笑)。分けの分からないたわごとだったと思うのですが、聞いていただいて嬉しかったです。嬉しいというよりは、心が気持ちいいという表現の方がピッタリくるかもしれません。

 

一般的に話を聞いてもらえば嬉しいものかと思いますが、私が「心が気持ちいい」と感じたのは、心の奥底のどんな部分とつながっているのか??

 

内省・・・。

 

メンタル不調になる前は、私がリーダー。私がすべてを引っ張るし、矢面に立って頑張らなければならないのだ。というのが私の自己概念だったと思います。メンバーの話や家族の話を聴くのは当然で、自分の話なんてするものではない。そんな感じでした。

 

そして、どんどん辛くなり、最後の方はもうほとんど思考回路が動いていなかったと思います。働けなくなって、産業カウンセラーの先生と出会い、話を聴いていただいた。今思えば、私は定期的に受けていたカウンセリングの日を楽しみにしていたような気がします。無意識に話を誰かに聴いてもらいたいと思っていたのではないでしょうか。

 

カウンセリングを経て、自分を大切にすること。必要な時には人を頼ること。人生でやりたいことは、できるだけたくさんの幸せを感じること。こんな価値観を新たに自分の自己概念に統合させてきました。

 

話を聴いてもらえたという体験が私の自己概念の一部と一致していたのが、「心が気持ちいい」の背景にあるものかなと思いました。

 

思いを聴いて頂くのも、聴かせて頂くのも、私の生活の中で本当に大切なもの。どちらの立場の時でも、感謝を忘れずに生きて行きたいです。