誇りに思う10秒の風景
夕方に路面電車に乗りました。
やってきた路面電車に盛り込もうとすると、横から白杖をカンカンとしながら、一人の男性が乗り込みます。乗り場は点字ブロックがなくなって、数メートルの所。
その後、続いて車椅子の方が乗ろうとすると、何処からか、路面電車の職員の方がスッと現れて、ホームと電車の間にサッと板を渡す。
続いて僕も乗り込む。
この間わずか10秒ほど。日常に溶け込んでいる風景かも知れませんが…。
盲目の方もこれまでにたくさんの辛いことがあったに違いない。上手く路面電車に乗れるようにたくさん練習してされたのでしょう。そして、職員の方の絶妙なタイミングでのサポート、周りのお客さんも確実に邪魔にならないように配慮。
色んな努力や配慮が可能にする風景。
僕は心からこの街を誇りに思う。
だから僕もこの街のお役に立ちたい。そう強くて思います。ボランティアだったり、キャリアカウンセラーとしてだったり。
この街のお役に立ちたい自分がいます。自分にできることで。微力だけど…。無力じゃない。出来ることをやりながら精進を続けていきます。