Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

 

私は尾崎豊さんが好きです。随分前に亡くなってしまった歌手の方です。一番好きなのは「坂の下に見えたあの街に」という曲です。私個人的には、両親への感謝を謳った曲だと思っています。

 

Amazon Musicを聞いていて偶然出てきました。この曲を聞くと決まって思い出すことがあります。

 

人生で一度だけ。母の涙を見たことがあります。

 

私は生まれる時ちょっと問題があり、軽微な障害を負いました、私は軽微だと思うのですが、見た目に分かるものです。小学生の時に手術もしました。

 

大学生の時の夏休み。帰省してアパートに帰る朝に、何かの拍子に話してしまったのです。その時付き合っていた彼女のご両親に、その障害が将来生まれてくる子供に映ったら大変だと言われたことを。

 

母は自分を責めていました。私の人生五十数年で一番つらかった瞬間です。それは大学受験に失敗した時でもなく、メンタル不調になった時でもなく。この時が一番つらかったと思います。

 

私も親になって少しはわかるようになりました。自分を責めてしまう気持ちも。誰も悪くないのです。

 

小学生の頃にはその見た目のせいでいじめられたこともありましたけど、一度も自分の人生を恨んだことはありません。その時その時を一生懸命生きてきたと思います。

 

今寝室でPCに向かってブログを書けるとも、会社で一生懸命働けることも、家族と楽しく会話をして幸せを感じる事も、みんなみんな両親が授けてくれた命のおかげ。本当にありがとう。

 

一瞬一生。私は全力で私を生きる。