Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

今という時間を

 

10年前の今日の昼過ぎ。私は奥さんと市の教育委員会にいました。息子の中学校入学の手続きでした。

 

手続きが終わって、車に戻ってテレビがつくと、小さなカーナビテレビの画面が悲痛な叫びをあげました。いっとき奥さんと見入っていました。

 

私も奥さんも、あの時の事は鮮明に覚えています。ニュースに出てくる映像も画像も胸が締め付けられるようです。何年経っても。

 

自然にはかないません。

 

でも私は今、運良くここに生かされています。そうであるなら、今という時間を、大切に、大切に、精一杯、感謝して使わせて頂きたい。強くそう思いました。。。

 

いいもの

 

今日一番感情が振れたのは・・・

 

ある管理職の方の事。リーダーとしてのコミュニケーションをしない方。仕事の技術はすごい人の様ですが、リーダーとしての、その・・・メンバーを引っ張っていくそぶりが全くないという・・・。

 

前々から思っていました。もう腹立たしい感じが満杯です。それなりの管理職だろう・・・。それでいいのか!!

 

腹立たしさの背景にある私を内省。なぜこんなに腹立たしい私がいるのか。

 

リーダーなのだから、メンバーの皆さんに伝えるべきことがある。そして、方向性を示す必要がある。それを信じてメンバーの人は動いてくれるのではないのか?何も発信しなければ、メンバーの皆さんもどうしていいかわからないでしょうに・・。それでリーダーといえるのか?

 

・・と最初に頭に浮かんできましたが、更に冷静になると、その人のコミュニケーション手法の逆が私の理想とするリーダーであることに気付きました。それはただ、私の「リーダーとはこうあるべき」という私の考え。彼はそれにあってないだけ。これは私の中にあるリーダーバイアス(私が勝手に名付けました)。

 

私は、「リーダーとはその人なりの熱があって、それをメンバーの方々にわかりやすく伝えるべきだ。」というように思っているようです。そして、すべてのリーダーはそうであるべきだとも。

 

でも、今回腹立たしく思うリーダーの方のやり方だって、実は全然問題ないのでは? それはそれでいいのでは? 私の価値観にあってないだけ? そんなところに思いがいたりました。私は私のリーダーとしての準拠枠(私個人のモノの見方、考え方)に当てはめていたということですね。

 

彼は私とは違うリーダーシップで仕事をしていて、私とは全く違う。そうすると、もしかして、彼の良いところを探して取り入れることが出来たら、もっと私はリーダーとして厚みが増すのではないか・・・。だって彼は確実に私には無い「いいもの」を持っているので。。。

 

そんな風に思えてきました。それまでの腹立たしさは、一気に興味に変わります。そうだ、自分がリーダーとして成長するための、すごいヒントが彼から得られるかも。

 

メンバーにとって、いいリーダーになりたい私がいるんだなと・・・そんな気付きもあった定時間日の水曜日でした。

 

スイッチOFF

 

本日は午後休暇にて引越し転居先の支払いや書類や・・もろもろ。転居先関係は、あとは鍵の引き渡しのみになりました。まだ、引越しとか、車の売却とか、今の家の処分とか・・色々残っていて先は長いのですが、ひと段落です。

 

転居先の契約については、数か月間気をもむ展開になっていて、メンタルが削れる思いでした。

 

無茶苦茶がんばったので達成感! と思いきや、それよりは安堵とか、ホッとするとかそんな気持ちが合いそうです。「やれやれ~」という感じですね。

 

今日のこの日が来るまでは、「達成感」を感じるのだろうと思っていたので、ちょっと意外でした。

 

数か月を思い返してみます・・。ずっとスイッチが完全に切れずに、ある程度テンションが張ったままだったように思えました。睡眠はしっかりとっていましたが、しっかりスイッチOFFにして休めてなかったのかもしれません。気持ちはスイッチOFFになってなかったのでしょう。

 

心配事に対する防御の気持ち、次の生活に対する家族への責任感、家族の思いをかなえてあげたい、自分の思いもかなえたい・・・などなど。ごちゃごちゃと色々な自分が見えてきます。俯瞰して見れば見るほど、強い思いがいっぱい詰まった数か月でした。やっと、とりあえずスイッチOFFにして休める・・・そう感じてホッとしているような気がします。

 

まだまだ先は長いですけど・・今日はもうハイボール飲んで寝る!(笑)

 

のに思考

 

我が家は来月引越しをすることになりました。19年お世話になった土地を離れます。

 

いよいよ引越しのあれやこれやで、たくさんやる事が増えてきました。あまりに複雑なのでガントチャート作りましたが、いざやる事でパンパンになると、とても助かります。作っといて良かった・・・。仕事してるみたいで嫌でしたけど(笑)。

 

やる事でパンパンになると、つい「私がこんなにやっているのに、奥さん(子供たち)」は~・・」となります。「のに思考*1」になったら、もう箱の中*2に入ってます。人を人として見るのではなく、人をモノとして見ている。なので、口から出る言葉には感謝がこもってないです。

 

昨夜は、口から「のに思考」の言葉が出てしまった直後に気付きました・・。おしい・・。もう少し早く気付けばよかったですが、後の祭りで。家事をやるのが当たり前とか、お片付けが当たり前とか・・これでは、幸せは感じられないですね。

 

ちょっと止まって落ち着いて・・。ふーっと息を吐いて自分を俯瞰して見ます・・。完全に「のに思考」でしたけど、すぐに気付けた自分が少し誇らしく思えました。すぐに軌道修正です。失敗したら失敗したでいいので。人間ですし(笑)。

 

幸せをできるだけたくさん感じたいと思う自分が見えます。そうそう。私が大事にしたいこと。。。

 

やる事パンパンの状態はこれから1か月以上続きます。引越しもまた家族との楽しい思い出になるように、楽しくやっていきます!

 

*1:「のに思考」は筆者が勝手に作った言葉です

*2:参考:アービンジャー・インスティチュート (2014). 日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則 感情に振りまわされない人生を選択する,  きずな出版 .

幸せを感じるための第一歩

 

肌を刺さなくなった緩い風が開け放った窓を通して、ひばりの声を運んできます。久しぶりに天気の良い土曜日の朝を楽しんでます。

 

ひばりのさえずりなんて本当に久しぶり。ひばりが久しぶりにさえずり始めたのではなく、多分私が聞いていなかったのだろうと思います。

 

日々のたくさんのやらないといけない事、心配事、気になる事、気になる人、数時間後の段取り・・・。色々な事が頭を占領していて、「あるがままの自分」と「あるがままの環境」を実感する時間が少なくなっていたように思います。

 

そういえば自律訓練法も最近あまりやってない。私にとっては実感として自分と周りを感じる事はとても大切です。最近の時間を思い返すと、日々の生活の中で、自分から自分が抜け出て数メートル上にいるような感覚があります。いわゆる、地に足がついていないという・・・。この状態から自分を自分に戻してくれるのが、私の場合は自律訓練法だったり、瞑想だったりします。

 

自分が自分の中にいること。私にとっては「幸せを感じるための第一歩」。

 

暖かい日差しの窓際で、ひばりのさえずりと自分を感じる土曜日の朝です。

 

足らない

 

仕事がいっぱい溜まっています。今週は色々イベントもありますし。

 

こんな時には、高い確率で新しい仕事が追加でやってきます‥‥(涙)。世の中の何かの法則ですかね(笑)

 

そして、心の中に響く声は決まって、

 

足らない

 

です。何故「急いで」、とか「もっと早く」とかではないのか?不思議になりました。いつも「足らない」なので。

 

内省してみると‥‥

 

努力が足らない!と一瞬思ったのですが、しっくりきません。違います。。。何が足らないのか‥‥

 

工夫

 

これはしっくりきます。去年ブログで工夫してどうにかしたいという自己概念がありそうだと書きました。今回のはちょっと違っていて、もっと出来るべきだ。工夫が足らないのだ。これ。これだと思います。

 

出来るはずの自分が出来ていないものだから、気分が良くないのも合点がいきます。

 

出発点は「もっと出来るべきだ」で、認知の歪みのべき思考です。そして、足らないの先には、、、上司に認められたい、他部者の人に認められたいの承認欲求がありそうです。マズローの欲求5段階説の4番目。

 

今日はしっかりバーボンを飲んでリラックス(笑)。明朝、頭が冷えたら自分の仕事を俯瞰してみよう。意外と大した事ないかも‥‥だったらいいなー。

 

納得いかない

 

私の車の前のバス。回送 OUT OF SERVICE の文字が心なしか疲れているように見えます、

 

バスのテールが私に話しかけます。

 

「今日も走り回って疲れた〜。頑張ってる割には人が乗ってくれないんだよねぇ〜。何のために走ってるんだろ‥‥」

 

まるまる同じ様に思っている自分に気付きます。自分の感じてることなのね‥‥

 

今日は仕事でちょっと。仕事にはやりたくない事もあります。マネージャーならなおさら。でもそれも仕事だから。やる。ものすごくやるせない気分になってます。

 

どうしてそんな気分なのか‥内省‥

 

分かっているのです。仕事はそれぞれ尊く、価値のリレーの一走者 (2020/11/27 「価値のリレー」)。でもそう思えない事がある。何故そのように仕事を進めるのか、、、抵抗する自分がいます。そう、納得がいってない。

 

私の自己概念の一部に「納得してから行動を起したい」。というのがあります。去年のキャリコンのワークでの気付きです。

 

これかぁ〜と思いつつ、この際この納得いかない仕事と向き合ってみようと思いました。思えば、今まで見て見ぬふりをしていたのかもしれない‥‥

 

向き合って見よう。。何か新しいものが見えてくるかもしれない!