Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

息子よ!

 

帰りの車で大学3年の息子が言います。「資格試験勉強やる気がでん・・。周りの人も全然してないし。」

 

キャリアカウンセリングのマインドで会話してみます。

 

「将来どんなふうになりたいの?」と聴いてみると、溢れる思いがたくさん出てきます。これまでに大学や実習で学んだり、失敗したりした経験も聴きながら、彼が彼自身に問いかけられるように。

 

最初は「■■しない○○になりたい。▲▲させない○○になりたい。」とこうでした。本来自己概念とは肯定的なもの*1と私は学びましたし、そう思っています。「それってどういうことなの?」と問いかけ続けていくと、最後に彼の本当に「こうありたい」が出てきました。

 

「じゃぁ、そのために今何するの?」 と問いかけると、出るわ出るわ、あれもこれも。資格試験勉強もその中に入っていますが、彼の「こうありたい」には資格があった方がいいですが、それが本質ではないと気付いたようでした。

 

風呂から上がると、息子からラインがひとつ。「この問題集が欲しい」と。

 

息子よ。エンジンかかるの早いな。私の遺伝子を受け継いだ、まじめさんJr。父は君が自分の成長を人生を、自分でドライブできると信じている。風呂上がりのビールを飲みつつ、息子の成長を心から嬉しく感じた晩酌タイムです。

 

息子よ! この予測不能な世の中を、たくましく生き抜け! 

 

*1:立野了嗣 著, (2017).「経験代謝」によるキャリアカウンセリング, 株式会社 晃洋書房, 22