Kenの研鑽~日々の内省ログ~

思いを言葉にし、知らない自分に出会う。

相手の人の心の景色

 

仕事のチャットのやりとりで、腹の立つことがありました。詳細は書けませんが、やって当たり前でしょ? という風に受け取れる文言だったので。

 

私が「受け取った」文言です。よくよく考えると、本当に私が受け取ったように、相手は意図してそう書いたのか?? 私はエスパーではないので、相手の方の本心は分かりません。分からないのです。

 

それを「そうに違いない」と私の心の中で勝手に処理して、勝手に腹が立っているわけです。

 

先ほど、別の仕事関係ではない方からのメールを読んでいて、この経験が思い出されました。ある状況や発せられた言葉を元に、その人の内面を想像し理解することが書いてあったわけですが、それは非常に困難と思いました。状況や発せられた言葉からして、おそらくこんな風にお感じになっているのでは? という推測にありますが、断定することは出来ないと思います。

 

私個人的にはカウンセラーとして特に、相談者の方の思いを「断定」することは避けたいと思っています。相談者の方が見ている心の景色を、できるだけ同じように見ようと努力することは心掛けたいです。でも結局、全く同じものは見えないのです。それを私はカウンセラーとして、重々心に刻んでおかなければならないと思いました。

 

人と人とのコミュニケーションの過程で、腹が立ったり、ネガティブな感情になったりしてしまいますが、私はこれは避けられないと思っています。人それぞれにモノの捉え方があって、考え方があって、個人個人の準拠枠(色めがね)があって。それはそれで良いと思うのです。そんなネガティブな感情を無いことにせず、あーネガティブだな~。と思える自分でありたいし、そんな時の自分が好きです。

 

コミュニケーションの相手方がどう思っているかは分からない。よく考えると当たり前ですけど、心の中ではそうなっていないという事なんでしょうね。なんだかとても勉強になった一日でした。