がむしゃらさん
15年くらい前、私は工場の技術部門のマネージャーとして、しばしば工場の現場に入っていました。
今はその工場は役目を終え、別の用途で使われています。今日は仕事でそこに行きました。
工場独特のにおいはあの時のまま。連動して私の中にいる古い感情が心の中に顔を出します。
その頃は残業も多かったし、家庭でも色々あったし、とても大変な時期でした。直感的には苦しい思い出ばかりのように思うのですが、においに連動して顔を出した感情は.充実感、達成感、一体感をベースにした心地よさ。そんなポジティブなものでした。
なぜこんな感情なのか‥
古き良き時代的な感じでは無さそうです。人の記憶なんていい事しか残らないのでしょうか?あんなに苦しかったのに‥。
今と違って、がむしゃらに体を動かしていたのが、そんな風に思わせるのか? どうも、「やってる感」がその時より、今はかなり薄い気がする‥。逆にいうと、効率なんかど返しして、とにかく動いて頑張っている自分に価値を感じているように思います。
ただ頑張ればいいというものでもないだろう‥。理屈ではそう思いますが、私の中にはがむしゃらさんもいるようです(笑)。がむしゃらさん‥ぜんぜん悪い気はしませんけどね。それもいい!でも、がむしゃらさんばかりでは、いけないと思いますけど。
今現在私がしている仕事は、15年後の私にどんな感情を連れてくるのだろう。おじいちゃんの私がどう感じるのか。楽しみでもあり、ちょっと不安でもあり。。。とりあえず、今を一生懸命生きます。